静岡徳洲会病院

静岡徳洲会病院の西郷美智子・看護部長が瑞宝双光章を受章、勲章とその栄誉をたたえる賞状を受け取った。瑞宝双光章は公共性の高い職務を果たした人物に贈られる賞で、西郷・看護部長の48年にわたる看護経験、看護部長として榛原総合病院(静岡県)の立て直しに尽力した点などが評価された。

同院が徳洲会グループ入りした11年前、経営状況は低調で、また公営から民営に変わることもあり、多くのスタッフが離職していった。西郷・看護部長は、まず職員の不安を取り除くため、徳洲会のことを学び、どのような組織かスタッフに伝える役目を担った。あわせて頻回に各部署を回り、一人ひとりに声をかけ細かな悩みに対応。

さらに県内の看護学校を回り、新生した自院をアピールするとともに、看護協会からの仕事は小さなことでも断らず、同院がグループ参加後も自治体病院としての役目を果たしていることを、身をもって証明した。

「この時、多くの役をやらせていただいたことも評価していただいたポイントだったのかもしれません」と、はにかむ西郷・看護部長。徳洲会が同院の指定管理者になった際、グループ病院から20~30人の応援看護師が入り、この支えもあって3年目には逆に応援を出すほどにまで回復した。

同院ではもともと固定チームナーシング(チームメンバーを固定し日々の看護を行う看護方式)、プライマリーナーシング(1人の看護師が1人の患者さんの入院から退院まで一貫してかかわる看護方式)を採用しており、これを同院の看護の特徴としてグループ参加後も維持。

「人手が足りず、この制度を一時休止しようと思った時期もありましたが、現場の看護師から『私の患者さん』という意識をもち続けていきたいという要望が強く、堅持しました」と振り返り、現在の勤務地である静岡病院にもいずれ導入したい考え。「10年以上にわたり看護部長として働かせてくださって、グループには感謝しかありません。榛原病院の立て直しをご指示いただいた徳田虎雄・医療法人徳洲会名誉理事長にも受勲の報告をしました。今後は静岡病院の発展に尽くしたい」と意気込んでいる。

→徳洲新聞1297号掲載

 

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