徳洲会グループ

全病院・施設職員参加は初めて

徳洲会グループは第5回QI大会を開催した。今回はコロナ禍のため、事前収録した演題発表動画を全病院・施設から視聴するオンライン形式で実施。過去最多116演題の応募から、一定の評価基準に沿って厳選した15演題の発表を行った。同大会は医療の質向上や業務改善の推進を目的として2016年以降、毎年開催。各病院・施設の日頃の活動成果を共有しグループ全体の底上げを図る重要な機会となっている。

患者目線

コロナ病棟で高い満足度 ──湘南藤沢徳洲会病院

北條真智子・看護師長が「覚悟・使命感・患者満足度を改めて考える─COVID-19患者の看護を通して─」をテーマに発表。コロナ病棟の患者満足度向上のため①ⅰPad導入(回診・面会用)、②買い物代行、③食事に折り鶴を添えて提供、④症状に合わせた看護――などを実施。結果、患者アンケートで「満足」、「やや満足」の回答が97.2%に上った。

「患者さんは身体的苦痛以上に精神的なダメージをともなっていることがわかりました。『患者さんに寄り添う看護』を提供したことで、満足度の向上につながったと考えます」と北條師長。「コロナ病棟の取り組みを院内外に知っていただく機会となり、スタッフ一同、励みになります」。

待ち時間が大幅に減少 ──札幌徳洲会病院

前田健太・薬剤部主任が「薬局待ち時間短縮への取り組み~業務体系と人員配置の見直し~」と題し発表。20年4月から「翌日注射処方の払い出し時刻を昼から午後4時半に変更」など業務体系を変更、午前中は外来処方調剤に人員を多く配置するなど改善策を実行。結果、同年2月と比べ10月には、処方箋枚数は増加したものの外来処方待ち時間が6.2分へと約10分短縮。「引き続き改善に努めたい」と結んだ。

残食率の低下に成功 ──白根徳洲会病院

信太麻未・管理栄養士が「残食率からみる摂取量の推移と摂取量増加の取り組み」をテーマに発表。残食率25%以下を目標に献立の変更を実施。「味が薄い」との意見があったため、毎食の汁物を朝のみに変更。1日の塩分量に余裕ができ、副食の味付けを多少濃くできるようになった。残食率が4~5%低下し目標を達成。「献立を再検討し、さらなる改善に取り組んでいきたい」。

 

→徳洲新聞1294号掲載