名瀬徳洲会病院

島内消防署の救急救命士も受講

産科医や分娩(ぶんべん)施設の不足は全国的な課題であり、医療資源の少ない離島・へき地では、さらに深刻な状況となっているのが現実。こうしたことから産科以外の医療スタッフや救急隊も、分娩を含む産科救急の場面に遭遇した際に、的確な対応を行い、妊産婦さんや新生児の死亡・後遺症を防ぐためのスキルを身に付ける重要性が高まっている。
BLSO開催に尽力した名瀬病院産婦人科の小田切幸平部長は「産科医の少ない離島では、産科以外のスタッフの協力がとても重要です。看護師や救急隊などが病院前産科救急の処置方法を習得することは、妊産婦さんや新生児の安心・安全につながります」とBLSOの意義を強調。
徳之島病院の藤田安彦院長は「産科以外のスタッフの救急対応力の向上は、とくに離島では大きな意義があります。今後も同様の研修会を開催していければと考えています」と意欲を見せた。
今回、アシスタントとしてBLSOの運営を支えた同院の新納(にいろ)直久・産婦人科部長は「島のお産にかかわる人たちがトレーニングを受け、病院前産科救急の事案に関し、母体や新生児に何をすればいいかを知っているのはとても大事なことです」と評価し、継続的に復習していくことの重要性を強調していた。