離島・沖縄地方
徳洲会看護部門 業務改善発表会を開催
徳洲会グループ看護部門は第5回離島・沖縄ブロック業務改善発表会を開催した。看護の質の向上や業務の効率化など各病院が現場で日頃取り組んでいる改善活動について、同ブロックの12病院が演題発表を行った。グループ内で共有を図り、全体のレベルアップを図るのが狙い。WEB形式で開催した。
「今日得たことを生かし継続を」
冒頭、離島ブロック長の大倉さとみ徳之島徳洲会病院(鹿児島県)看護部長は「新型コロナウイルス感染症への対応で大変ななか、参加いただきありがとうございます。各病院の発表を参考に、それぞれの病院にもち帰り、業務改善に役立ててください」と開会の挨拶。
業務改善発表会には職員の負担軽減、助産師による保健指導、身体抑制廃止、シームレスなケア提供、残業削減、退院調整・退院支援、満足度向上など多彩なテーマの演題が集まった。審査の結果、優勝は南部徳洲会病院(沖縄県)、2位は名瀬徳洲会病院(鹿児島県)、3位は中部徳洲会病院(沖縄県)が選ばれた。
南部病院は小松ちひろ看護主任が「急性期病棟における身体抑制廃止に向けた取り組み」をテーマに発表。医療機関では安全性や治療継続の観点から、必要に応じて身体抑制を行う。一方で、これは精神的苦痛や身体機能の低下、認知症進行の恐れといった弊害も指摘されている。
そこで同院では身体抑制率の低減を目指し、経鼻胃管の自己抜去予防のため、一日に必要な栄養量を日中に注入、その間、スタッフがかたわらに付き添ったり、皮膚剝離(はくり)リスクを抑えるためにミトンではなく軍手を用いたりするなど取り組みを開始。さらに身体抑制ゼロプロジェクトチームを立ち上げ、「身体抑制廃止」宣言を行い、ポスターを掲示。また各部署に配置していた拘束用具の中央管理を行い、貸出基準を設定したり、Eラーニング研修を行うなど知識向上に努めたりした。その結果、目標値を大幅に上回る達成を実現した。
小松主任は「抑制が本当に必要かを考え、スタッフ一人ひとりが代替案を提案できるようになりました」とまとめた。
→徳洲新聞1281号掲載

