徳洲会グループ

感染制御にSWOT分析

湘南鎌倉総合病院(神奈川県)大澤栄子・副看護部長 「当院における感染対策の目標管理―SWOT分析からBSCの精度を高めて―」と題して発表。自院の感染関連活動に対してSWOT分析(組織を4つのカテゴリーで評価する手法)を行った。強み(委員会やチームなどが組織され連携が図れている点など)や、弱み(感染関連のデータ収集が手作業のため非効率的など)、外的環境の変化などを抽出。BSCの4つの視点(顧客、財務、業務プロセス、学習と成長)で感染対策の戦略を策定し、10カ月後に評価した。その結果、感染制御につながり、「目標がより明確になり、戦略的かつ効果的な対策を講じることができました」と成果を強調した。 大澤・副看護部長はポスター発表も行った。

ワクチン接種率改善
岸和田徳洲会病院(大阪府)深野明美・副看護部長 「職業感染リスクの低減~ここまですれば上がるB型肝炎ワクチン接種率」と題して、新入職員のHBV接種率が上昇した取り組みを紹介した。 深野・副看護部長は、10~13年までの新入職者に行ったB型肝炎に関する検査結果とHBV接種率を算出し、未接種者に聞き取り調査を実施。結果をふまえ、14年から新入職員オリエンテーションでの教育強化、ワクチン接種の申し込みから接種までICT(感染対策チーム)による管理徹底を試みた。 これにより13年度54.0%だった接種率は14年度98.3%に上昇。深野・副看護部長は、検査から接種まで各段階で適切に関与する重要性を指摘し、継続して管理するには「ICTだけでなくワクチン接種管理の専門部門を立ち上げ関与することも必要です」とまとめた。