徳洲会グループ
2021/04/20
都市部や地方部の多くの徳洲会病院で職員へのワクチン接種が始まっている。各都道府県の事情により優先順位が異なるためワクチンが届く時期に差は見られるものの、1回分も無駄なく接種できるよう入念に準備を重ねたうえで、受け取った病院から順次実施。地域の医療従事者や一般の方への接種に協力する病院では、職員接種で得られた知見を生かしていく考えだ。
一般的な注射器用い1瓶から6回分接種
白根徳洲会病院(山梨県)は特殊な注射器を用いずに1瓶で6回接種した。まず注射器の針をワクチンに使用する一般的な21Gより、さらに細い23Gに変更し、力のかけ具合でこぼれる薬液の量を最小限に抑えた。さらに、注射器に薬液を吸い込んだ後に行う空気抜きを瓶から針を抜かずに行うことで、空気抜きの際に落ちる薬液を節約。
この工夫を考案した三阪郁子看護師(医療安全管理室メンバー)は、「当初は6回分採ることより、『万が一、空気抜きに失敗して5回分採れなかったらどうしよう』という思いから考え出しました」と振り返る。テレビで鳥取県立厚生病院が同様の方法を採用していることを後から知り、「各院がそれぞれ工夫している」と感じたという。
和泉市立総合医療センター(大阪府)も白根病院と同様の方法を実践。予定よりも多く職員に接種することができた。奥田広志・薬剤部長は「ワクチンの確保次第ですが、今後、地域の医療従事者、5月からは65歳以上の方への接種を一部担当します。より良い環境を整えていきたいです」。
→徳洲新聞1280号掲載

