静岡徳洲会病院
2021/03/16

静岡徳洲会病院は新入職員を対象に“院内留学”の企画を初めて実施した。他部署の役割や業務を理解することにより、互いを尊重し合い院内のコミュニケーションを円滑にするのが狙い。具体的には、興味のある部署の業務を1日体験する。
コロナ禍の影響で昨年4月の新入職員30人は、入職式の縮小や新人歓迎会の自粛などにより、交流する機会がほとんどなかったことから、相互の役割を理解し、院内連携を強化するために企画した。昨年10~11月にかけて実施。11月下旬には院内留学をとおして得た学びを共有する機会も設けた。
院内留学を終えた職員からは「新人同士の顔や名前を覚える良い機会になりました」、「業務を行っていくうえで、お互いに思いやりをもちながら仕事をすることの大切さをあらためて感じることができました」など感想が聞かれ好評だった。
同院の伊藤真弓・看護師長は「組織横断的な取り組みを行うことで、院内のコミュニケーションを促進できました。相互の職域に対する理解や相手への気遣い、思いやりが生まれ、患者さんを大切に思いやる気持ちを育むなど、人間的な成長につながったと考えています」と手応えを示している。
→徳洲新聞1275号掲載