福岡徳洲会病院
2021/03/15
切れ目のない看護目指し実施部署を続々と拡大!

福岡徳洲会病院看護部は「部署間交流研修」の対象部署を拡大、切れ目のない看護の提供に努めている。同研修は病棟や手術室など部署間で所属看護師を入れ替える取り組み。他部署の業務を経験することで、個人の知識・技術の向上、部署間の相互理解の促進が目的だ。交流は治療に応じて関係する部署間で行い、1回の研修につき各部署1~2人。期間は手術室などでは1日、病棟などでは2~3カ月で、いずれも3年目以上など一定の経験をもつ看護師を対象としている。
もともと循環器内科病棟が2017年に心臓血管外科と外科の各病棟、血管造影室との間で開始。19年秋からは脳神経外科病棟とリハビリテーション科病棟が交流研修を試みるようになった。現在は手術室と外科病棟間でも行い、年内中には周産期関連の部署間でもスタートする予定だ。
脳神経外科病棟での研修を2カ月間経験したリハビリ科病棟の吉原悠歌看護師は「ふだんは目にしない手技や介助の様子を見ることができ、刺激を受けました」と笑顔。瀬上希代子・看護部長は「交流研修が看護師のスキルアップやモチベーションアップにつながると好評です。治療経過を理解することで早期退院にもつながります」と説明し、「各看護師長から実施の希望が寄せられています」と、今後も実施部署を拡大していく意向を示した。
→徳洲新聞1275号掲載