岸和田徳洲会病院

第3波では高齢患者さん増 後方連携で地域差も

徳洲会グループでは、感染対策をきちんと施し、本院で中等症以上の新型コロナウイルス感染症患者さんに対応している病院も多くある。第3波では高齢の患者さんが増加、急性期の治療を終えたものの後方連携がままならず、入院が長期化する地域がある一方、退院調整がスムーズに行えている地域もあり、〝地域格差〟が浮き彫りとなっている。

重症の受け入れに専念──岸和田病院

岸和田徳洲会病院(大阪府)は第1波が襲来した昨年3月にコロナ患者さんの入院受け入れを開始。大阪府の重点医療機関として、救急病棟28床を、14床のコロナ専用病床とし集中治療が必要な患者さんを受け入れている。最も多い時期には13床が埋まった。

同院が受け入れているのは人工呼吸器やECMOによる治療を要する大阪府全域の重症患者さん。1月26日時点で入院患者数は累計81人、延べ人数は920人に上る。

同院救命救急センターの鍜冶有登センター長は「重症の患者さんに関しては、大阪府では救急医のネットワークを生かし、大阪急性期・総合医療センターが中心となり、重症病床をもつ20病院の空き状況に応じて入院先を調整しています。このシステムが機能し調整はうまくいっています」と説明する。

コロナ病床の多くが埋まってきた場合、大阪コロナ重症センターを中心に、入院期間が10日程度を超えた患者さんの転院搬送を受け入れている。これにより同院は新たな重症患者さんの受け入れ枠を確保している。

コロナ患者さんのケアを担うのは救急病棟の看護師。「重症患者さんに対応するには、チーム力が非常に大切ですので、あえて配置換えを行わずに、救急病棟配属のスタッフが患者さんのケア管理にあたっています」(深野明美・看護部長)。

→徳洲新聞1273号掲載

 

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