東京西徳洲会病院

東京西徳洲会病院は第4回QI(品質改善)大会をオンライン開催した。16演題中1位は臨床工学科、2位は6階病棟、3位は歯科口腔(こうくう)外科。院内で成果や知見を共有し、改善活動につなげていく。

臨床工学科の東原佐織主任(臨床工学技士)は「穿刺(せんし)成功率の向上~患者の苦痛軽減を目指す」をテーマに発表。シャント(血液透析のために動静脈吻合(ふんごう)した血管)マップの改善を図るため、手書きではなく画像に記載するなど工夫を施した。もともと成功率は高かったため、数値上は微増だったが、以前よりも情報共有できるようになり、穿刺困難な患者さんのため、スタッフ同士で協力する雰囲気を醸成できたと強調。

6階北病棟の黒沼紀子・看護副主任は「身体抑制率の低下」と題し発表。身体抑制は患者さん本人の生命の保護や自他への身体損傷を防ぐために重要だが、患者さんに精神的苦痛を与え、身体的機能を奪うリスクもある。同病棟では毎日のカンファレンスでスタッフ間の連携と意識付けを強化することにより、不必要な身体抑制を減らし、数値も改善。「スタッフと患者さんとのコミュニケーションが増えることで、身体的・精神的苦痛をわかり合えることを知りました」とアピールした。

歯科口腔外科の小池匡子主任(歯科衛生士)は「術前の周術期口腔機能管理計画策定率の増加」がテーマ。術前の同管理は口腔内起因の術後合併症の予防につながる。介入依頼があった場合は、当日に実施できるよう受け入れ体制を整備、患者さんの来院回数を抑えて協力を得やすくした。緊急手術での介入は難しいため、予定手術での介入率上昇が不可欠としたうえで、「医師への啓発活動に、一層努める必要があります」と展望を示した。同大会は昨年11月19、20日に開催。

→徳洲新聞1271号掲載

 

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