徳洲会グループ
体制強化など三本柱 IoT活用や生活の場開設
徳洲会グループは医療だけでなく多様な介護事業を展開し、患者さんや利用者さんが住み慣れた地域で最期まで過ごせるようにサポートしている。今後も体制強化やIoT(モノのインターネット)の活用、生活の場の新設などにより、サービスの質向上と充実を図る。
徳洲会グループは施設・在宅サービス問わず多様な介護サービスで、患者さんや利用者さんを支援。グループ医療機関と連携しながら医療必要度の高い方や認知症、看取りへの対応強化など、個々のサービスの質向上・充実に取り組んでいる。
今後の方向性についても、徳洲会介護部会部会長の奈良原啓司・一般社団法人徳洲会(社徳)事務部長代理は「徳洲会介護担当理事の福島安義・社徳副理事長が掲げる方針の下、基本的には変わらない」とし、具体的な方策として①体制強化、②IoTの活用、③生活の場の新設――の三本柱を挙げる。
①はブロック体制の強化。組織構成を統一し、事業所間の連携、ケアの質、教育などのばらつきをブロック単位で是正できるようにする。「逐一、全国から集まって研修などを行わなくてもいいようにするとともに、グループとして機能することが狙い」と奈良原部会長。先進的に活動している北海道ブロックを例に、今後、各ブロックの体制を整える。
人材確保の面でも体制づくりに注力。現状の事業所・ブロック単位でのリクルート活動に加え、新たに担当者を配置し、組織立って取り組む方針だ。
②は見守りシステムを活用し、主に夜間の利用者さんの安全性向上、職員の負担軽減、ひいては離職率の低下につなげる。以前は職員が装着するタイプの介護動作サポートシステムを考えていたが、現場の声をもとに、現在はセンサーなどを用いた見守りシステムの導入を検討している。
③は介護医療院とサービス付き高齢者向け住宅の開設。介護医療院は2018年4月に国が創設した介護保険の新たな施設サービスで、「住まいと生活を医療が支える」役割が期待されている。今年4月に山北徳洲会病院(新潟県)がグループで初めて開設する予定。現在、改修工事中だ。
サ高住は野崎徳洲会病院(大阪府)、八尾徳洲会総合病院(同)、宇治徳洲会病院(京都府)、与論徳洲会病院(鹿児島県)、中部徳洲会病院(沖縄県)の各関連施設として5カ所で準備中、それ以外の地域でも検討中だ。独居の高齢患者さんなど退院後の生活が不安な方を、主な利用対象者として想定している。
→徳洲新聞1271号掲載

