福岡徳洲会病院
2020/09/17
部署紹介にスライドや動画多用 見やすさ・現場リアル感を意識

福岡徳洲会病院看護部は今年に入り、ホームページ(HP)の充実に力を注いでいる。主に「部署紹介」のコンテンツで、外来や病棟、手術室、入院支援センターなど各部署について特徴や業務の流れ、職場の雰囲気などをスライドや動画で説明。いずれも各現場の看護師が自ら作成し、1部署当たりスライドであれば10枚前後、動画であれば3~5分程度と、わかりやすさを意識した内容になっている。当該部署で働く看護師の声を盛り込み、現場のリアル感を出すことも欠かさない。
「とくに看護師の確保につながる内容を心がけました」と瀬上希代子・看護部長。新型コロナウイルスの影響により、対面での就職説明会やインターンシップなどが実施できない状況から、魅力あるWEBコンテンツに変えるよう看護師長などに発破をかけた。
狙いは当たり、新卒看護師の採用活動では採用予定者数の3倍の応募が寄せられた。なかにはHPを見て「〇〇病棟で働きたいです」など希望を具体的に挙げる応募者もいたという。竹中学・事務部長は「多数の応募をいただくなか、当院だけでなく九州ブロック全体のことを考えて対応させていただきました。ありがたいことです」と目を細める。
瀬上部長は「とくに動画の効果は大きいと感じました。今はスマートフォンで簡便に作成できるので、より多く活用し、さらに充実させたいと思います」。
→徳洲新聞1251号掲載