福岡徳洲会病院

県外からの応募者などに配慮

福岡徳洲会病院看護部は新卒看護師の採用活動で、一部の学生を対象にWEBによる面接・試験を実施した。従来は、すべて院内で面接官と応募者が対面する形式だったが、新型コロナウイルスの感染拡大にともない長距離の移動が困難な県外からの応募者を中心に、約60人に行った。

面接官は瀬上希代子・看護部長と3人の副看護部長。2班に分かれ、応募者1人ずつに面接と筆記試験(試験時間50分、小論文・絵)を行った。具体的に、各応募者にあらかじめ面接を行う日時とアクセスすべきURLを連絡し、当日、パソコンなどの画面上で面接を実施。最後に小論文と絵のテーマを示し、50分後に、それぞれ写真に収めてもらい画像データをメールで受け取る。試験中はWEBでのやり取りを行わない。

また、応募者には小論文と絵の提出をメールとともに郵送することも課している(面接日から2日後までに発送)。

初の試みに、山下順子・副看護部長は「従来のスタイルのように、入室から退室まで一連の所作を見ることができない反面、良い意味でリラックスして臨む方が多く、素の部分が見られるメリットを感じました」と強調。瀬上部長も「面接を受ける方の表情が良い印象でした」と振り返り、今後も実施する可能性を示唆した。今回、最も遠方の応募者は千葉県在住の看護学生だった。

 

→徳洲新聞1250号掲載

 

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