二日市徳洲会病院
2020/08/20
二日市徳洲会病院(福岡県)は入退院支援を強化するため、専任の看護師とMSW(医療ソーシャルワーカー)を配置し、4月から多職種によるカンファレンス(会議)を定期的に実施している。同院は障がい者病床(52床)のみの施設で、同病床をもつのは二次医療圏に同院のみ。地域の医療ニーズに応えるために、同病床の効率的な運用に注力している。
障がい者病床には、神経難病の患者さんなどが入院するため、入院期間が長引く傾向がある。そのため地域の急性期病院などから患者さんの紹介があった際に、ベッドの空きがなく、受け入れ待ちになることも少なくない。そこで同院では、2月に藤寿子看護師と水上麻衣子MSWが専任となり、さらに4月から月2回の頻度で多職種によるカンファレンスを実施し、入退院支援を強化した。
岡村恵己・看護部長は「これまでは多職種間で患者さんの情報共有がスムーズにできていませんでした。患者さんやご家族の意思を正確に聞き出し、目標を設定し、その実現のために多職種が一丸となるための仕組みを整備する必要もありました」と意図を明かす。 カンファレンスには岡村部長、藤看護師、水上MSWに加え、医師やリハビリテーションセラピストも参加する。一人ひとりの入院患者さんに対し、退院に向けた目標設定やリハビリの進捗(しんちょく)状況などを確認。地域の医療機関から紹介のあった患者さんの情報も共有する。リハビリセラピストからは「入院患者さんについて病棟間の情報共有がしやすくなり、綿密な意見交換ができるようになった」、「カンファレンスで退院に向けた方向性の統一化が図れるので動きやすい」と好評だ。→徳洲新聞1247号掲載



