和泉市立総合医療センター
一般社団法人徳洲会と和泉市立総合医療センター(大阪府)は7月11日から2日間、第168回TCLS(徳洲会二次救命処置法)コースを共催した。TCLSは科学的根拠に基づく心肺蘇生法の習得を目的とした研修会で、日本救急医学会の認定ICLSコース。同センターを会場に、新型コロナウイルスの感染予防を徹底して行った。
約5カ月ぶりの開催。2月に近江草津徳洲会病院(滋賀県)で開催以降、コロナ禍で休止していた。3密を避けるため、ふだんよりも定員を減らし、今回は同センターの研修医、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、救急救命士ら24人が参加した。
開催前14日間の検温と健康チェック票の提出を講師含め全出席者に課した。頻繁に換気し、会場の出入り口や、訓練用の人形と医療器具を置いた実技ブースにアルコール消毒剤を用意、小まめな手指消毒も徹底した。
初日冒頭、同センターの松下晴彦院長が開会挨拶で「蘇生技術を身に付け、必要な場面に遭遇した際に実践できるようになってください」と激励。
同センターの小田学・感染管理認定看護師から感染予防の注意喚起後、講義と実技をとおして胸骨圧迫や気道確保、気管挿管、心電図、除細動器、AED(自動体外式除細動器)などを学んだ。徳洲会グループ内外の医師や看護師、救急救命士、臨床検査技師が指導にあたった。2日目に筆記・実技試験を行い全員が合格。松下院長が修了証を一人ひとりに手渡した。
受講した同センターの筒井和麻・初期研修医と児玉侑香・初期研修医は「心肺蘇生の技術を体系的に学ぶことができ、とても勉強になりました」と手応えを感じた様子。
コースディレクターを務めた南部徳洲会病院(沖縄県)の清水徹郎・救急診療科部長兼高気圧酸素治療部部長は「心肺蘇生法の習得には実技訓練が欠かせません。コロナ禍以前は参加者にしっかりと技術を学んでもらうことが目標でしたが、今回はもうひとつの大きな目標として“感染予防”を掲げ慎重に開催しました」と振り返った。
→徳洲新聞1148号掲載



