福岡徳洲会病院

管理能力向上で月2回

福岡徳洲会病院は今年から看護師長研修会を開始した。看護師長としての役割を認識し、看護管理能力を高めるのが狙い。発案した瀬上希代子・看護部長は「各部署の取り組むべき課題について部署長と話す時、どうしても目の前の問題ばかりに意識が向き、根本的な解決策に至らない状況を感じたことから、研修会を考えました」と明かす。

開始にあたり、まず昨年11月に瀬上部長が目標の設定・管理をテーマにしたプレゼンテーションを実施。そのうえで今年1月から月2回開催することとした。

これまでに、導入として「病院看護管理者ラダー」(期待される看護管理能力を段階的に示し、到達度で看護管理能力を測るシステム)と「社会人基礎力」をベースに参加者による自己評価を行った。また、山中真理子・副看護部長が「概念化とは何か。なぜ必要か」をテーマに講義を行い、組織を変革する指導者としてリーダーシップを発揮するために、①分析的な思考、②影響を与えて巻き込む力、③概念化する思考力――の3つの能力を養う重要性を示唆。各能力の解説や必要性などを指摘した。随時、演習を行い、参加者は場面設定に基づき各能力に対する知識を深めた。

研修会では“考える力”、“コミュニケーション力”を高める観点から、質問や演習での意思疎通など対話を積極的に推進。今後は共通の言語・ツールで対話の質向上を図ろうと、「プロセス遂行に必要なフレームワーク・スキル」をテーマにする予定。リーダーシップ論の世界的権威として知られるジョン・P・コッターの企業変革理論をベースに、日々変化する現場で自部署の強み・弱み、課題や目標達成するための取り組みなどを分析・協議する試みも取り入れる意向だ。

瀬上部長は「新型コロナウイルスの影響で現在は中止していますが、終息後、再開する予定です。共通の学びのなかで対話を交じえながら“変革し続けられる看護部”をつくっていきたいです」と展望。

 

→徳洲新聞1235号掲載

 

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