徳洲会グループ

新型コロナウイルス禍のなか、最前線で活動している医療従事者を支援する動きが国内外で広がっている。徳洲会グループにも個人・団体問わず、サージカルマスクの寄贈など、さまざまな手が差し伸べられている。

5月1日、一般社団法人徳洲会(社徳)に手づくりの布マスク500枚が寄贈された。贈り主は宮城県南三陸町内の保育施設で活動する保育士の三浦美香さん。さまざまな柄のプリント生地を用いて、すべてひとりで作成した。「2011年の東日本大震災で、被災地支援に入ったNPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)の皆さんに本当に良くしていただきました。少しでも恩返しになればと思い、マスクを贈らせていただきました」。

マスクは社徳の職員や関東のグループ介護施設の利用者さんなどが使用。事前に三浦さんから連絡を受けた社徳の鑓水弘樹・栄養部部長(TMAT隊員)は「TMATも三浦さんにお世話になりました。マスクが届いて、すぐに鈴木隆夫・社徳理事長に報告すると、いろいろなデザインやサイズがあることに感激していました。三浦さんには鈴木理事長名で感謝状を贈りました」と経緯を説明。

後日、マスクの一部を受け取った介護老人保健施設(老健)武蔵野徳洲苑(東京都)の千葉のぞみ看護師長は「心のこもったマスクをいただき感謝しています。つらい日々が続いていますが、利用者さん、ご家族の笑顔を守れるように、職員一同、今後も感染予防に努めます」。

5月7日にはフォビジャパンが防護服1000着を社徳に寄付。同社は世界で事業を展開する中国・Huobiグループの日本法人で、同日、陳海騰社長が社徳東京本部を訪問。福島安義・社徳副理事長(徳洲会感染管理部会担当理事)が面談し、防護服を受け取った。

陳社長は、「医療従事者の皆さんの防護服が不足しているという報道を目にし、グローバル企業の強みを生かしてサポートできないかと方法を模索、本社のチャリティー部門と協力して実現できました。より広く支援する観点から、全国に拠点を構える徳洲会グループに寄付させていただきました」と話した。そのうちの1着を手にした福島・副理事長は「大切に使わせていただきます」と目を細めた。

後日、鈴木理事長は「中国も終息の兆しが見えたとはいえ、いまだ落ち着かない情勢にあるなか、ご厚意に深く感謝します」などと、謝意を示した礼状を送付した。なお、同社は徳洲会グループ以外にも支援団体を通じ日本国内の医療機関に防護服を寄付。

翌8日には、静岡県牧之原市が徳洲会グループの全病院に地元の特産物である緑茶を寄贈。同市の榛原総合病院で寄贈式を行った。

式には、森田信敏院長ら病院幹部や杉本基久雄市長や中野康子・市議会議長をはじめとする牧之原市関係者が出席。杉本市長は、あらためて地域医療の充実に謝意を示したうえで、お茶のリラックス効果や抗ウイルスの効能などをアピール。「今が一番茶の最盛期。最前線で奮闘される医療・福祉関係者の皆様のお役に少しでも立てればと思い、寄贈させていただきます」と趣旨を説明した。

寄贈品は新茶5㎏、フィルターインボトル10本、皇室献上茶園で栽培した茶葉100g、激励メッセージを収録したDVDで、順次、全国の徳洲会病院に発送。

森田院長は「お心遣いに深謝いたします。厳しい状況が続きますが、地域に支えられていることを励みに、皆で力を合わせて困難を乗り越えたいと思っています」と意欲を示した。同市は、深蒸し茶が令和初の産地賞を受賞したり、14年ぶりに皇室献上茶謹製事業を実施したりするなど、お茶の品質向上に努めている。

飲料メーカーのキリンビバレッジは徳洲会16施設に乳酸菌飲料「iMUSE(イミューズ)」1万80本を寄贈。

 

→徳洲新聞1237号掲載