宇治徳洲会病院
初めて表彰制度導入
宇治徳洲会病院(京都府)は3月7日、院内で第3回研修成果発表会を開いた。同院看護部の継続教育委員会が2017年から始めた取り組みで、徳洲会グループや宇治病院の看護部、あるいは看護協会が実施する研修に参加した看護師が成果を発表し合う。研修のフィードバックを通じて受講者の成長を促すとともに、他の看護師や他職種に看護部の取り組みを周知するのが狙い。今回、初めて表彰制度を設け、参加者による投票の結果、上位3演題の発表者に賞状などを贈った。
職種問わず出席し参考に
会は、新型コロナウイルスの影響により規模を縮小して開催。看護師が計8演題を発表した。今回から表彰システムを導入し、参加者へのアンケートを通じて上位3演題を選出、1位から金賞、銀賞、銅賞、残りの5演題に奨励賞を授与した。
金賞は、離島研修をテーマにした小林杏奈・救命救急センター看護師が受賞。宮古島徳洲会病院(沖縄県)に3カ月間勤務した経験から、具体的なエピソードを交えながらマンパワーや設備などが限られる離島医療の厳しさを指摘。「もっと看護師として知識・技術を身に付ける必要性、そして今まで、いかに恵まれた環境で働いていたのかを痛感しました」と締めくくった。
銀賞は、所属病棟で業績評価ツールのBSCシートを用いた退院支援を発表した尾崎順子・看護師長、銅賞は、徳洲会グループ看護部の関西・大阪ブロック副主任研修をテーマにした中山渚・看護副主任が受賞した。
奨励賞は、中村菜摘・HCU(高度治療室)看護師(タイ・ボランティア研修)、竹内千彩・看護副主任(実習指導者講習会)、石川愛己看護師(ベストプラクティス研修)、高橋己香・看護副主任(多職種協働マネジメント研修)、大嶋奈奈美・宇治徳洲会訪問看護ステーション看護師(多職種による在宅看取り)に贈られた。
終了後、齊藤文代・看護部長は「看護師のモチベーションアップにつなげようと始めました。たとえば金賞の小林看護師は病棟所属でしたが、研修から戻ると、より厳しい救命救急センターへの異動を自分から申し出ました。研修で感じたことなどを発表し合うことで、発表者も参加者も徳洲会の良さや目標を見つける機会になれば良いと思います」。
塩崎忠一・事務部長が「看護部が良い取り組みをしているから、職種を問わず参加を」と呼びかけ、前回から会には他職種が参加。今回も事務職員や管理栄養士が参加し、研修内容やフィードバックのあり方を参考にしていた。
→徳洲新聞1234号掲載



