榛原総合病院

榛原総合病院(静岡県)は地元の牧之原市や医師会などとともに、DVD『天国へ行ったぎんばあちゃん』を制作した。一般の方を対象に在宅看取りの啓発を目的としたもので、市の職員や医師・看護師らが脚本を手がけ出演。退院から自宅で看取るまでの流れをわかりやすく伝えている。

DVDは牧之原市在宅医療・介護連携推進事業の一環で制作。約17分にわたり、脳卒中で入院したぎんさんが在宅復帰を希望するシーンから、家族に見守られて自宅で最期を迎える場面までを紹介している。

患者さんや家族の希望・葛藤などを織り交ぜながら、介護保険などを活用し家族が仕事を辞めなくても患者さんの在宅生活が実現できることや、人生会議(人生の最終段階をどのように過ごすか、医療やケアを含め事前に身近な人と話し合いを重ねる過程)、エンディングノートなどを通じて患者さんがより納得した人生を送れることなど説明。

脚本や出演はすべて榛原病院、牧之原市、榛原医師会、地域の介護・福祉事業所の関係者。中心メンバーとしてかかわった同院の大井陽江・副看護部長(訪問看護ステーションわかば所長)は「実際に在宅看取りに取り組んでいる自分たちの手で啓発ツールをつくり伝えたい、との思いから、週1回話し合い台本を作成。2日間、撮影しました」。

同院の病院祭や静岡県の研修などで披露したところ、一般の方だけでなく医療・介護の専門職などにも好評だという。「今後も有効活用となるように使い方を工夫していきたいです」と大井・副看護部長。

 

→徳洲新聞1230号掲載

 

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