徳洲会グループ

徳洲会病院 倉庫を活用し感染隔離病棟も

湘南鎌倉総合病院(神奈川県)は新型コロナウイルス対応の一環で、敷地内に臨時の受け入れベッドを設置、4月23日に運用を開始した。患者さんの動線を分け、院内感染を防ぐのが狙い。プレハブの建物に擬似症(新型コロナウイルス感染症が強く疑われる)を含む患者さんを最大31人受け入れることが可能。ただし、同ベッドは5月中に神奈川県が同院近隣に新設する仮設病床に移行する。同院は院内で行っていた発熱外来も敷地内にプレハブ専用スペースを設け、22日に診療をスタート。

「いかに断らず安心・安全な医療できるか」

また、湘南鎌倉病院は従来、ER(救急外来)の一角で行っていた発熱外来を敷地内にプレハブを設け、独立したスペースで実施。プレハブは最大70人程度が過ごせる待合と診察室3室に加え、X線検査装置も完備している。診察室の医師と患者さんの間には透明なアクリル板を設置したり、建物の片側だけに換気扇を配置して空気の流れを一定の方向にしたりするなど、建物内は感染防止に十分配慮。

「当院の他診療科や医師会の先生方のご協力を得て運用します。院内感染を防ぐことはもちろんですが、患者さんが安心して診察が受けられる良い環境です」と山上浩・救命救急センター長。発熱外来は4月22日午後に診療を開始した。

これらの取り組みについて、篠崎伸明院長は「徳洲会の理念を追求した結果」と語気を強め、「いかに断らず安心・安全な医療を実践できるか考えた末の結論です。当院が地域の拠点病院として機能するには、患者さんや職員を守り、地域の医師会・病院会と協力することが不可欠。予断を許さない状況が続くと思いますが、当院が“最後の砦とりで”となる覚悟で、今後も取り組んでいきます」。

 

→徳洲新聞1233号掲載