羽生総合病院

羽生病院 まず看護部から“ノー残業デイ”

羽生総合病院(埼玉県)は「働き方改革」の一環として「NZDバッジ」の運用を開始している。NZDとは「ノー残業デイ」の略で、このバッジを付けている職員は定時に帰ることができる。まずは試験的に看護部から運用を始め、4月から他職種の各部署に順次展開していく。

仕事の効率化を見直す

羽生病院では昨年4月から働き方改革の一環として「看護職員の負担軽減および処遇改善委員会」を立ち上げた。青木三栄子・看護部長が委員長を担い、各部署の看護責任者などが出席。

そのなかの議題のひとつに上がった「ノー残業デイ」には、プライベートを充実させワーク・ライフ・バランスの改善を図ることで、仕事の充実につなげるという狙いに加え、定時に帰る日を設定することで、業務に関する時間と効率性への意識向上を図ることも視野に入れている。

峯﨑千晶・副看護部長は「終わりの時間が決まっていないと、どうしても仕事をきり上げるタイミングを失うこともあります。また、まわりの目を気にして、仕事がきり上げられるのに、帰りにくいと感じてしまうこともあります。そこで、まずは看護部がモデルケースとなり、ノー残業デイを推進することになりました」と説明する。

いかにまわりの職員に遠慮せず、定時に上がれるようにするかを検討した結果、「今日、私はノー残業デイです」という、わかりやすい意思表示が必要という考えに至った。そこで「NZDバッジ」の作成を発案。バッジのデザインには同院のオリジナルキャラクター「はっぴーはにゅはにゅ」をあしらい、かわいらしく仕上げた。

病棟や外来を含めた全12部署にバッジを配布。最初から実現が難しいルールを設定するのはやめ、まずは月に1回以上、日勤帯にノー残業デイを実施することを最低限のルールとし、細かい運用方法は各部署に一任した。

運用は昨年11月にスタート。院内の委員会や勉強会などで定時に帰れない日を除き、各部署とも1日にひとりはバッジを付けられる状態を心がけた。最初はなかなか勝手がつかめなかったが、徐々に浸透していき、各部署ともノー残業デイを実施できる職員が増えていった。

また、NZDバッジを運用することで、業務に対する意識改革にもつながった。バッジを付けた職員は自分の仕事を意識的に調整、まわりの職員はそれに協力する。「ゆくゆくは自分の番も回ってくる」と考えることで、協力体制が自然に構築されていった。

峯﨑・副看護部長は「バッジというのが、とてもわかりやすくて良かったのかもしれません。もちろん私も利用しましたが、バッジを付けていると朝から気持ちが軽くなります。定時に帰れるのは、やっぱり嬉しいと思います」と笑顔を見せる。

 

→徳洲新聞1231号掲載

 

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