介護系施設
2020/03/16
第30回全国介護老人保健施設(老健)記念大会が昨年11月20日から3日間、大分県で開かれた。多メインテーマは「地域と共に紡ぐ令和老健~豊の国から真価・深化・進化~」。徳洲会グループは全国から21施設が計53演題を発表した。演題数が多かった施設を中心に、主に業務改善をテーマとする演題を紹介する。
老健八尾徳洲苑(大阪府)
西田照三・介護士長(介護福祉士)は、部署の課題解決に向け役職者と日勤帯スタッフで定期的に開いているフロア会議の効果を検証。職員へのアンケート調査で、課題解決手段としては9割超が「有効」と答えたものの、チームワークを深める手段としては「有効」が6割にとどまったことを明かし、多様な職員の声に耳を傾け、より有意義な会議としケアの質向上につなげる意欲を見せた。
八谷薫看護師は急変時初期対応勉強会の効果がテーマ。心肺停止など急変ケースに対して、より適切に対応するためにグループワークやロールプレイなどを交えた勉強会を実施した。「具体的なイメージができた」など好評だったことから、今後も継続する意向を示しながらも、特定の職種を対象とした勉強会を別に行う必要性も指摘した。
山田知絵・機能訓練室副室長(PT)は、三大介護(食事・入浴・排泄)場面での利用者さんのプライバシーについて職員への意識調査を報告。「食事や入浴での一斉介助」など、より配慮が必要と感じている場面が具体的に把握できた点を強調するとともに、あらためて会話や記録での情報管理の大切さを訴え、「職員で結果を共有し改善できるところから取り組んでいきたい」とまとめた。

