徳洲会グループ

「バイオメカニクスに基づく生活支援技術指導者育成コース」初級編

筑波大学名誉教授・静岡県立大学大学院看護研究科教授・紙屋克子先生をお迎えし、「ナーシングバイオメカニクスに基づく生活支援技術コース」初級コースの研修を行いました。

ナーシングバイオメカニクスは、紙屋克子教授が開発したもので、患者が自立して生活を送るのを支援するため、解剖学、生理学、病態学、運動力学、発達理論などを基礎とする理論に基づいた生活支援技術です。

患者様にも余計な負担がかからず、看護・介護する側も必要最小限の力ですむため、双方に優しい技術とされています。

初級コースでは、10月~11月にかけ、2日間ずつの研修を全国4か所で行いました。まず、生活支援技術を広く知るために、基礎知識の講義、その後、基礎技術の実技研修として、フィジカルアセスメント・体位変換、バランスボールを使用したエクササイズについて講師の先生方のデモンストレーションを見学し、受講者同志で実際に行いました。

まず初級コースと中級コースを組み、上級コースでは指導者を育てることを最終目的としています。

徳洲会グループ看護部では今、"グループ認定制度"の確立を図っています。これは、保健師助産師看護師法に基づく看護師業務の専門性を養うのが目的です。法律上、医師、歯科医師の指示の下に行う診療の補助業務と、看護師独自の判断で行うことができる日常生活支援業務とがあります。この日常生活支援業務の技術を、紙屋克子教授のご指導で、「看護の可能性への挑戦」と題する看護の技を磨くプログラムとして、徳洲会グループが独自に認定を行うようにしました。