徳洲会グループ
2020/01/17
第3回徳洲会緩和ケアセミナーが10月5日、札幌市内で開かれ、徳洲会グループ28病院から多職種約100人が参加した。同セミナーは従来、札幌南徳洲会病院主催だったが、このほど徳洲会緩和ケア部会が発足し、初めて同部会主催として開催。当日は緩和ケアに関するグループの現状や、がん疼痛(とうつう)治療など知見を広めるとともに、メインテーマとしたACP(アドバンス・ケア・プランニング)について多職種が意見を交わした。
「ACP」メインテーマに議論

緩和ケア部会の部会長は札幌南病院の前野宏総長。セミナーのなかで、参加者に部会創設について報告する場面もあり、前野総長は「徳洲会に入職した頃からを振り返ると、とても感慨深いものがあります」と目を細めるとともに、「急性期医療だけでなく、終末期医療も患者さんやご家族、病院にとっても重要。徳洲会らしく、皆で力を合わせ、徳洲会でなければできない緩和ケアの創出を目指したい」と、あらためて意欲を示した。
セミナーの前半は講演会で、まず前野総長が「徳洲会における緩和ケアの現状と課題」と題し基調講演。事前に実施したグループ病院へのアンケート調査(回収率81・7%)結果を基に、多くの施設で緩和ケアを導入・充実させる動きがあることなどを説明した。
→徳洲新聞号1216掲載