徳洲会グループ

湘南鎌倉医療大学は豊かな人間性や高い倫理観・コミュニケーション能力、科学的根拠に基づいた看護実践などができる看護師を養成するため、看護学の基礎から応用までを体系的に学修する教育に取り組む。カリキュラム(教育課程)のなかで、徳洲会グループを母体とする大学らしい特色を打ち出している。島嶼(とうしょ)看護や災害看護、徳之島(鹿児島県)や沖縄、地元の鎌倉などでの体験学習がそれだ。これら授業とともに6項目からなるカリキュラムポリシー(教育課程の編成および実施に関する方針)、教員の声を紹介する。

公衆衛生学も必修

専門基礎科目のひとつとして、同大では公衆衛生学を必修としている。これは、看護職が地域に出向いて仕事を行う際に知っておくべき、地域で暮らす方々の健康の保持・増進や疾病予防の考え方、多職種との協働の方法などを学修する。これらを通じて健康課題を考察したり、データを分析して健康被害の要因を抽出したりする方法などを修得する。

公衆衛生看護学概論も必修とした。地域特性と健康課題や、個人と家族の生活をアセスメント(評価)する能力を育て、地域で看護活動を展開する方法や、社会保障制度、保健福祉施策、各種の法律、行政対応などを学修し、地域住民の方々への看護職の働きかけ方などを修得するのが狙い。

基礎ゼミナールⅠは主にアカデミック・スキルズ(学問するための技術)の修得を目指す。また、基礎ゼミナールⅡでは看護職者になる動機付けを明確にする。

専門科目のうち領域別科目は、すべての看護学の基盤となる科目を含む。多様な疾患・障害のある方々への療養支援、健康の保持増進・生活支援や、あらゆる年齢層、あらゆる健康レベルの方々を対象とする看護の知識・技術を修得する。

科学的根拠に基づいた適切な判断力や、質の高い看護ケアを提供できる実践力、計画的に看護を展開する能力、生涯にわたり自己研鑽できる基礎能力の育成を目指す。また、各領域の概論のなかで、地域包括ケアシステム構築についての考え方も講義していく。

統合科目では、これまでに学修した看護学を統合して多角的に看護を捉え、すでに修得した知識・技術をもとに的確な判断力・実践力をもって看護実践ができる応用力の修得が目的。幅広い看護の視点をもち、看護学領域での自己研鑽の基礎となる看護研究能力を身に付け、より専門的に看護学を考察できるように科目を配置している。

→徳洲新聞1202号掲載