館山病院
館山病院(千葉県)は精神科デイケアに注力している。精神科デイケアとは精神疾患の再発防止や社会復帰を目的に、運動や文化活動などを実施する日帰りのリハビリテーション。同院は精神科外来に通う患者さんに加え、依存症リハビリテーション施設である館山ダルク(男性専用)とチバマリア(女性専用)の利用者さんも受け入れ、依存症の回復をサポートしている。
館山ダルクなどから受け入れも
館山病院の精神科デイケアは、「大規模」に分類され、利用者さんの上限は70人。施設基準として①精神科医師2人、②作業療法士または経験有する看護師1人、③看護師1人、④臨床心理技術者または精神保健福祉士1人、⑤精神科医師以外の従事者1人―を満たす必要がある。
精神科デイケアでは、精神科患者さんの社会生活機能の回復を目的として、個々の患者さんに応じたプログラムに従い、グループごとにリハビリテーションを行う。実施する内容の種類にかかわらず、実施時間は患者さん1人当たり1日につき6時間を標準とし、同院では午前9時から午後3時まで実施。
同院は、徳洲会グループの精神科専門病院である日野病院(神奈川県)の協力を得て精神科外来を実施、そこで必要とされた患者さんが精神科デイケアを利用する。同時に、依存症リハビリテーション施設である館山ダルク(男性専用)とチバマリア(女性専用)の利用者さんの受け入れも実施。現在、同院の患者さん約10人、館山ダルクの利用者さん30~40人、チバマリアの利用者さん10~20人が通っている。
同院が依存症回復のサポートを行う意義について、竹内信一院長は「アルコールや薬物に依存している方は、全国にたくさんいるのが現状です。回復のお手伝いをすることは社会貢献のひとつだと考えています。精神的なケアだけでなく、合併した疾患、たとえばアルコール依存症なら肝臓が悪いケースも多いので、こうした疾患もしっかりフォローしていきます」と説明する。
同院が精神科デイケアを開設し、館山ダルクの利用者さんの受け入れを開始したのは9年前。当時は職員たちから反対意見もあったが、看護部を中心に他の地域のダルク、精神科デイケアを実施している病院などを見学し、全員が理解したうえで導入を決めた。
また、地域の方々への理解も必要なため、医療講演などを行い、周知を図っている。
→徳洲新聞1201号掲載



