徳洲会グループ

第69回日本病院学会が8月1日から2日間、札幌市内で開催された。徳洲会からは一般演題で6演題の発表があり、そのなかのひとつとして湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)の亀井徹正総長が、徳洲会グループの〝連休効果〟などについて報告した。

亀井総長から2演題の発表があり、ひとつは「徳洲会グループ病院における週末効果(WE)および連休効果の検討」がテーマ。欧米では週末に入院する患者さんの死亡率が、週日入院患者さんより高いとするWEが報告されている。連休でも同じ現象が発生する可能性を考え、連休効果(仮称)と名付けて検討した。

結果、徳洲会グループ病院の過去3年間のデータをもとに算出したところ、年末年始、ゴールデンウイーク(GW)、週末の順に高く、WEおよび連休効果ともに認めた。そこで今年のGW(10連休)に向け、四連休以上を避けるなど対策を講じたところ、「例年と比較して連休効果が低いという結果でした。連休中の診療日設定が有効であった可能性が高いと考えます」と報告した。

もうひとつは「全英早期警告スコア(NEWS)は患者急変を予測するが、迅速対応チーム(RRT)は病院内心肺停止(CPA)を減少させるか?」と題し発表した。同院がNEWSを導入した2014年12月以降、RRT(看護師中心のチーム)導入前後のCPA発生数・率を比較し、検討した結果、NEWSは24時間以内のCPA予測に有用であると確認。

またRRTを導入した平日の日勤帯のみCPAの発生が減少傾向にあったことから、「迅速対応システムの対応要素として、RRTの機能充実が必要と考えます」とまとめた。

岸和田徳洲会病院(大阪府)からは3演題発表。勝元伸二・診療情報管理室課長は「JCI認証取得に向けた診療情報管理部門の取組み」がテーマ。JCI(世界的な医療機能評価)の基準書の理解には、すでに認証取得しているグループ病院からの情報提供が有効であると強調した。

→徳洲新聞1198号掲載