徳洲会グループ

徳洲会看護部門は3月13日、徳洲会手術認定看護師の第2回認定証授与式を一般社団法人徳洲会東京本部で開催した。今回は3病院の計5人が認定試験に合格。同看護師の認定は、手術室看護師の実践能力を評価し、グループ全体の手術看護の質の向上を目指すのが目的で、2017年度に養成コースがスタート。グループ認定制度のひとつだ。第1回では4人が認定を受けた。

徳洲会グループ独自認定制度

手術認定看護師は、①徳洲会職員として通算3年以上在籍している、②手術看護経験が通算5年以上ある、③手術室でリーダー業務の経験がある、④レベル1~4まである徳洲会手術テクニカル・ラダーのレベル4に到達している――など認定資格要件がある。

所属する自施設のみで経験できない術式に関しては、要件を満たすために他施設で研修を受けることが可能。

他者評価を行うため、他施設の手術室での臨地試験や書類審査、面接の結果により、合否を決定する。

今回、認定を受けたのは千葉西総合病院の山内浩樹副主任、鎌野真名看護師、山形徳洲会病院の佐竹由佳看護師、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の阿部孝幸副主任、稲葉太樹副主任の5人。

認定証授与式は、はじめに一般社団法人徳洲会(社徳)看護部門の佐々木和子部長が、「後輩の看護師が皆さんの背中を見た時に、『このような人になりたい』と思ってもらえるような、モデルになることを期待しています。認定を取得した後も、研鑽(けんさん)し続けることを心がけ、後輩を指導できる看護師であってほしいと思います」とエールを送った。

続いて、社徳の遊佐千鶴・常務理事が一人ひとりに認定証と特製のバッジを授与。その後、「徳洲会グループは全国に72病院を擁する大きな組織ですが、手術室看護師が少ないのが課題です。安心・安全で質の高い看護を提供していくため、人材育成にも力を入れており、その一環で手術看護認定がスタートしました」と手術看護の分野でグループ認定を始めた経緯を説明。

そのうえで、「知識、技術に加えて、大切なのは“人間性”です。後輩から尊敬され、お手本にされるよう、これからも意識して勉強を継続してください。人としても成長できるよう、読書したり、映画を見て感動したりして、幅広い物知りになってください。その姿は仕事のなかで言葉の端々ににじみ出てくるものです。期待しています、頑張ってください」と激励した。

認定証授与後、5人がひとりずつ挨拶。鎌野看護師は「後輩指導・教育に力を入れるとともに、当院ではJCI認証(国際的な医療機能評価)取得に向けた取り組みを開始したので、医療安全などの面で役割を担っていければと考えています」、山内副主任は「手術認定看護師を取得したことで、今まで以上に身の引き締まる思いがします。背中を見てもらえるような手術室看護師になりたい」と抱負を語った。

准看護師としてキャリアをスタートし、その後、正看護師になった佐竹看護師は「もっと勉強したいという思いが強まり、今回認定試験を受けました。これからも横のつながりを大切にしていきたい」。阿部副主任は「手術室では、同じ患者さんとかかわる時間は短いですが、自分の努力がダイレクトに結果として表れます。それが自分にとってのやりがいや喜びにつながっています」とコメント。

稲葉副主任は「米国の看護研究者であるヴァージニア・ヘンダーソンは、看護の質は人間の質に依存すると言っています。人材育成を行う時には、そのことを意識しながら指導していきたい」と話していた。

→徳洲新聞1177号掲載