徳洲会グループ

医療法人徳洲会は札幌徳洲会訪問看護ステーション(訪看ST)を2月1日、札幌徳洲会病院内にオープンした。地域の医療機関に入院する患者さんが治療を終えた後、安心して在宅療養に移行し、住み慣れた自宅での生活を継続できるよう訪問看護サービスの提供に尽力していく。

これまで札幌病院の近隣に立地する訪看ST徳洲苑しろいしが、地域の在宅患者さんからの訪問看護の依頼に対応してきたが、“患者さんを在宅に帰す”という国の大きな方針の下、今後ニーズの増加が見込まれることから、新たに訪看STを院内に開設した。訪問対象エリアは半径10㎞圏内。

札幌徳洲会訪看STの荒木礼子所長(看護師)は「同院は満床になることも少なくありません。入院の必要がある患者さんをひとりでも多く受け入れるには、状態が安定し退院可能な患者さんの在宅復帰を推進すると同時に、退院後の在宅療養をサポートする訪問看護の充実が欠かせません」と力を込める。

急性期治療後に回復期リハビリテーション病院や療養型病院、介護老人保健施設などに入る患者さんもおり、すぐに在宅復帰できる患者さんばかりではないが、地域の高齢者支援の窓口となる地域包括支援センターや診療所への訪問活動を行うなどして、徐々に登録患者さんを増やしていきたい考えだ。

徳洲会グループが2018年秋以降開設した訪問看護ステーション

名称 所在地 開設年月
鹿児島徳洲会訪問看護ステーションみずほ南谷山支所 鹿児島県 2018年10月
東京西くじら訪問看護ステーション 東京都 2018年11月
湘南藤沢訪問看護ステーション寒川支所 神奈川県 2018年11月
武蔵野徳洲会訪問看護ステーション 東京都 2018年12月
湘南厚木訪問看護ステーション 神奈川県 2019年1月
札幌徳洲会訪問看護ステーション 北海道 2019年2月
愛心訪問看護ステーション葉山支所 神奈川県 2019年2月

(2019年2月時点)

訪問看護を提供している患者さんの一例として、脚にまひ症状のある40歳代女性患者さんのケースでは、訪問時には脚の潰瘍の洗浄や軟膏の塗布、脚のむくみを解消するための弾性包帯の交換、入浴介助などを実施。週3回訪問している。

また、褥瘡(じょくそう)治療が終わる前に自宅退院を希望し、在宅療養に移行した80歳台男性患者さんのケースは、ガーゼ交換など褥瘡ケアを行うために、毎週金曜日以外は患者さん宅を訪問している。ふたりの患者さんとも、以前、札幌病院に入院していた患者さんだ。このほか、日常の健康管理をメインとして週1回程度、訪問している患者さんなどもいるという。

→徳洲新聞1174号掲載