離島・沖縄地方
徳洲会看護部門沖縄ブロックは1月19日、南部徳洲会病院(沖縄県)で看護研究発表会を開催した。テーマは「現場での看護を〝深く〟見つめる」。今回は初めて会場をふたつに分けた学会形式を採用し、150人超の参加者が会場を選んで学習に励んだ。
冒頭、南部病院の鵜飼悦子・看護部長が「年々、一般演題のエントリー数が増え、離島病院やサテライトクリニックからの発表もあります。全員が看護をしっかり見つめながら日々取り組んでおり、その成果が聞けることを嬉しく思います」と挨拶した。
第1会場では一般演題として33題がエントリー。内訳は中部徳洲会病院(沖縄県)から15題、南部病院から12題、宮古島徳洲会病院(同)、石垣島徳洲会病院(同)、与論徳洲会病院(鹿児島県)、沖永良部徳洲会病院(同)、よみたんクリニック(沖縄県)、グループホームひめゆり(同)からそれぞれ1題。
同会場ではランチョンセミナーも実施。「これから変わる看護の未来!看護師の特定行為研修について」と題し、南部病院の中村啓介・看護師長(集中ケア認定看護師)が概要を説明し、同院の糸数卓弘看護師(救急看護認定看護師)が外部で同研修を受講した報告をした。
第2会場では、まず、教育セッション「リハビリテーション看護を深めよう」で中部徳洲会病院の仲里久美子看護師(脳卒中リハビリテーション看護認定看護師)と南部病院の大城初子看護師(日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士)が登壇。高次脳機能障害患者さんへの看護は「できないことではなく、できることに注目すべき」(仲里看護師)、摂食機能療法への取り組みでは「口から食べることは患者さんのQOL(生活の質)向上につながる」(大城看護師)など、それぞれ解説した。
次に、教育セッション「ここまできた!最新のがん治療」では、南部病院の二瓶友恵看護師(がん放射線療法看護認定看護師)が、がん放射線療法について「治療目的によって根治照射と緩和照射があります」など説明した。
続いてシンポジウムは「看護の〝深い〟連携の構築~看看連携の取り組み~」がテーマ。シンポジストとして中部徳洲会病院の宮里典子看護師(救急看護認定看護師)、南部病院の新垣剛・看護副主任、訪問看護ステーションいこい(沖縄県)の外間美智代看護師(皮膚・排泄(はいせつ)ケア認定看護師)が登壇した。病院看護師や訪問看護師、地域の医療施設の看護師との連携などに関し、参加者とともにディスカッションし、理解を深めた。
閉会式では南部病院の島袋盛人・副看護部長が総評。「年々、内容は良くなっていますが、目的を明確にする、研究方法を詳しく明かすなどの点を改善し、来年は、さらに実りある看護研究を期待しています」とエールを送った。
最後に、中部徳洲会病院の照屋いずみ看護部長が、運営メンバーや発表者をねぎらったうえで、「多彩なプログラムがあり、各分野のスペシャリストの発表は聞き応えがありました。今回学んだことを、これからの日常業務に生かしてください」と締めくくった。
→徳洲新聞1174号掲載

