瀬戸内徳洲会病院

子どもが近くにいて、仕事に集中できる環境が女性職員に安心感をもたらす

瀬戸内徳洲会病院(鹿児島県)の院内保育所「てぃだっ子」がこのほど、オープン1周年を迎えた。同保育所は子育てと仕事の両立支援の一環として昨年4月に開設。保育所名は奄美大島地方の方言「お日さまのもとで元気に育つ子=てぃだっ子」から名付けられた。

利用対象は職員の子どもで、利用時間は午前8時~午後7時。栄養科で作成した献立をもとに、バランスの良い食事が提供される。授乳が必要な0歳児には、仕事の合間に母乳を与える時間が取れるようになっている。また、病気の時は小児科の医師が対応するなど、母親が安心できる環境が整っている。

同保育所の開設により、出産や子育てを理由に退職した看護師が再入職。今年4月から保育士が増え、利用者数が増加したことから、同院では潜在看護師のさらなる発掘に期待を寄せている。院内に併設されている通所リハビリテーションの利用者さんが子どもらと触れ合うこともあり、良い刺激になっているという。勇ほずみ保育士は「今後も母親が安心して働けるようにサポートしていきたいと思います」。