鹿児島徳洲会病院
鹿児島徳洲会病院は院内で災害訓練を行った。今回、初めて鹿児島大学病院救命救急センターの有嶋拓郎・副センター長と連携し「Disaster ABC(地域密着型災害訓練)」を実施。多職種約30人が参加し、模擬患者さんのトリアージ(重症度選別)など実践的なトレーニングを積んだ。
同訓練は有嶋・副センター長らが考案した病院特化型の災害訓練プログラム。当日は鹿児島病院の研修医、看護師、臨床工学技士、理学療法士、管理栄養士、社会福祉士、介護福祉士、事務職員や鹿児島大学病院の研修医2人も参加した。はじめに「災害概論」の講義では、災害の定義や種類、分類を示し、発災早期に医療ニーズを把握する重要性を説明。病院をマネジメントするためのCSCA(指揮・統制、安全、情報伝達、評価)と傷病者受け入れのためのTTT(トリアージ、治療、搬送)の態勢整備が不可欠とし、それぞれのポイントについて解説した。
「災害対策本部」の講義では、本部の立ち上げや病院の診療機能、情報伝達などの各ポイントを示した。
その後のスキル訓練では受講生が3班に分かれ、「トリアージ」、「治療エリア」、「災害対策本部」の3ブースをローテーション。すべてのエリアを経験することで、それぞれの役割や、情報伝達など連携する際に必要なことを体感した。トリアージでは地元の看護学生が模擬患者として参加した。最後に実践的な全体訓練を実施。各エリアの連携や情報共有の重要性を学んだ。
鹿児島病院災害対策委員会事務局を務めた経営企画室・総務課の和田茂人・課長補佐は「昨年、鹿児島大学病院で行われた同訓練を受講し、より実践的な訓練内容に感激しました。近年、当院は机上訓練しか行っていなかったので、ぜひ多くの職員に経験してもらいたいと今回、企画しました」と説明。「想像以上に職員の意識が高く、臨機応変に対応できていたことに安心しました。また来年も実施したいです」意気込む。
→徳洲新聞1164号掲載



