茅ヶ崎徳洲会病院

茅ヶ崎徳洲会病院(神奈川県)は地域包括ケア病床(8床)を開設した。同病床は急性期治療後の患者さんや在宅患者さんの急変時の受け入れに加え、急性期治療後、在宅復帰のためにリハビリテーションが必要な患者さんの入院受け入れなど幅広い役割をもち、できる限り住み慣れた地域での生活を支える“地域包括ケアシステム”の一角を担う。茅ヶ崎市内では唯一の開設。多職種が連携し、地域のニーズに即した病床運営に尽力していく考えだ。

市内で唯一のオープン

茅ヶ崎病院は一般病床132床で、うち4階西病棟の8床(4床室を2部屋)を地域包括ケア病床として運用。同病床では医師や看護師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカー(MSW)など多職種が連携し在宅復帰を支援している。開設の背景には地域の医療機関から、同病床での受け入れが適切と考えられる病態の患者さんの紹介が増えてきたことがある。

同院地域医療支援室の由井正樹主任(MSW)は「当院には、まず救急病院として搬送受け入れの機能が地域から期待されています。その一方で、リハビリを必要とする方で回復期リハビリテーション病棟への入院基準(疾患や発症からの期間)には合致しない患者さんや、在宅で人工呼吸療法を行っているような医療依存度の高い患者さんのレスパイト(介護者の一時休息)目的の入院など、急性期病棟や回復期リハビリ病棟のどちらも受けにくい患者さんを受け入れてほしいという地域の医療機関からのニーズが高まってきました。こうした声に応える形で地域包括ケア病床を開設しました」と経緯を話す。

地域包括ケア病棟(床)をもつ徳洲会病院

病院名
帯広徳洲会病院(北海道)
近江草津徳洲会病院(滋賀県)
瀬戸内徳洲会病院(鹿児島県)
宮古島徳洲会病院(沖縄県)
大隅鹿屋病院(鹿児島県)
庄内余目病院(山形県)
神戸徳洲会病院(兵庫県)
茅ヶ崎徳洲会病院(神奈川県)

(2018年11月時点)

日頃から看護師やMSW、リハビリスタッフが密にコミュニケーションを取っており、そうしたなかから地域包括ケア病床への入院や、同病床への一般病床からの転床が適切と考えられる患者さんの情報も共有。治療を終え状態が安定してきた一般病床に入院中の患者さんに関しては、患者さん・家族の希望をふまえ、主治医の判断の下、退院後そのまま自宅に帰れる患者さん、リハビリや経過観察などのために地域包括ケア病床での治療継続が望ましい患者さんの見極めを行っている。

「茅ヶ崎市でも高齢独居の方や老々介護の方々が増えています。こうした方々のかかりつけ医となっている診療所の先生方にも、患者さんが肺炎や脱水などで入院が必要になった場合、ぜひ活用していただきたいと考えています」(由井主任)

→徳洲新聞1160号掲載

 

茅ヶ崎徳洲会病院 看護部サイトはこちらから
http://www.chigasakitokushukai.jp/department/nurse-station/