湘南藤沢徳洲会病院

湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)は9月8日、院内で第1回クリニカルパス大会を開いた。一人ひとりの職員が、あらためてパスを正しく理解し、きちんと運用することで医療の質向上に結び付けるのが狙い。当日は医師や看護師、コメディカル、事務職員など多職種約50人が出席した。岸和田徳洲会病院(大阪府)など湘南藤沢病院以外のスタッフも駆け付けた。

大会では、ソフトウェア・サービスの井川澄人・常勤顧問(医師)を講師に招き、「クリニカルパスの基礎知識と運用のポイント」と題する特別講演を実施。“誰が・いつ・何を”行うかといった診療のスケジュールを示すことで、医療のばらつきが解消され患者さんや医療従事者の安心感につながるなど、パスの基本を解説した。このなかでバリアンス(計画からの逸脱や変更)分析の重要性を強調。逸脱事例を集約できるスキーム構築を促すとともに、きちんと運用すれば、EBM(科学的根拠に基づく医療)、医療安全や作業効率の向上、自院の強み・弱みの把握などもできるツールになると説いた。

この後、PCI(経皮的冠動脈形成術)や大腿骨頚部(だいたいこつけいぶ)骨折、経尿道的前立腺ホルミウムレーザー前立腺核出術、糖尿病教育入院(2週間)、尿路感染症などをテーマに、5部署がそれぞれ取り組んでいるパスの成果や改善点を解説した。

院内に設置しているクリニカルパス委員会の活動報告、情報交換の時間も設けた。

湘南藤沢病院パス委員の田畑梨紗・看護副主任は「以前からパスを用いていますが、課題があり、いま一度、皆にパスの基本を知ってもらいたいと考え、今回のような内容にしました」と説明。同院は今後も大会を年に1回は開く意向だ。

→徳洲新聞1155号掲載

 

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