名古屋徳洲会総合病院

名古屋徳洲会総合病院は8月18日、院内で看護師向けの勉強会「心臓カテーテル(心カテ)治療を学ぶ」を初開催した。木沢記念病院との共同開催で、周辺地域の医療施設で働く看護師が対象。学ぶ機会の少ない心カテについて基礎から指導すると同時に、両院の治療実績などをアピールするのが目的だ。60人以上の参加者は真剣に耳を傾けていた。

冒頭、名古屋病院の亀谷良介・副院長兼循環器内科部長の挨拶の後、木沢記念病院の髙橋茂清・循環器センター/循環器内科部長が「心臓カテーテル治療・基礎の確認/治療の実際」をテーマに講演した。

まずはカテーテルの通り道であるシース、穿刺(せんし)部位、ガイドワイヤーなど治療に必要な器具や注意点などを解説。さらに経皮的冠動脈形成術(PCI)を実施するにあたり、患者さんの入室から退室までの流れを説明、「自分がどう動けばチームにとって有益か考えてください。患者さんの不安を取り除く役割も期待しています」とまとめた。

次に名古屋病院の和田英喜・臨床工学室技士長が「スワンガンツカテーテルを知ろう」と題し講演。心内圧や心拍出量などを測定できる肺動脈カテーテルで、その歴史や使い方など解説した。

亀谷副院長は「安定狭心症症例における経皮的冠動脈形成術から学ぶ」をテーマに講演。症例を提示したうえで、どこから穿刺するか、どの太さのシースを使うかなどを説き、「ふだん自施設でやらないような準備をしていたら、医師は合併症リスクを考えているのかもしれません。事前に理由を把握しておき、一歩先行く看護を目指しましょう」とアドバイスした。

また、症例ごとに合併症の予測や事前に準備しておくべき器具や薬にも言及、参加者とディスカッションしながら講義を進めた。最後に亀谷副院長は「今回は基礎編でしたので、来年には中級編として一歩踏み込んだ内容も計画しています。これからの医療は、チーム医療と標準化がキーワードになります。皆さんでチームの実力を底上げしていきましょう」とメッセージを送った。

→徳洲新聞1153号掲載

 

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