大隅鹿屋病院
大隅鹿屋病院(鹿児島県)は昨年7月に徳洲会グループで初の地域包括ケア病棟(45床)を開設、順調に稼働している。同病棟は、急性期の治療を終えた後に退院が困難な患者さんを受け入れたり、在宅で療養している患者さんを受け入れ家族の負担を軽減したりし、患者さんが地域で生活を継続できるように支援することを目的としている。
順調に稼働している要因は多職種が連携し、それぞれが機能しているからだ。毎朝、看護師、専従のリハビリテーションセラピスト、介護福祉士などがカンファレンス(検討会議)を行うほか、曜日ごとに各診療科の主治医とのカンファレンスを実施。それらに基づき看護師はケア、リハビリセラピストはリハビリ、介護福祉士は口腔(こうくう)・運動・認知の機能回復を目的としたレクリエーションや介護予防体操を行う。
また、介護福祉士の多くが認知症患者さんへの対応経験をもっていることから、認知症患者さんがつねに3割を超えている点も特徴だ。重田盟子・看護部長も「在宅生活を意識したリハビリを行い、スムーズに退院する流れができつつあります。在宅からの短期入院も受け入れ、訪問看護との調整も実施。高齢化率28.2%の当地域になくてはならない病棟です」と信頼を寄せる。
徳洲会グループで地域包括ケア病棟(床)を開設している病院※印は病棟
| 庄内余目病院(山形県)※ |
| 神戸徳洲会病院 ※ |
| 近江草津徳洲会病院(滋賀県) |
| 宮古島徳洲会病院(沖縄県) |
| 帯広徳洲会病院(北海道) |
| 瀬戸内徳洲会病院(鹿児島県) |
| 大隅鹿屋病院(鹿児島県)※ |
現在は院内外から利用を希望する声が後を絶たない。「ご家族や地域の介護事業所などに当病棟の様子を実際に見てもらうように心がけています」(新保亜唯・医療ソーシャルワーカー)。
開設から1年。大野緑・看護師長は「チーム力と専門性ある退院支援が国の目指す“ときどき入院、ほぼ在宅”を実現させる」と手応えを感じている。
→徳洲新聞1148号掲載



