九州地方
徳洲会グループ看護部九州ブロックは、鹿児島県で「看護現場学」をテーマとした管理者研修を開催した。日々行っている看護を概念化し、看護の質を深めるのが狙い。主任、副主任など34人が参加した。
看護現場学は淑徳大学看護栄養学部看護学科の陣田泰子教授が提唱している学問で、教育学、社会学、哲学、看護学の多様な理論を活用し、ふだん行っている看護を概念化する手法。暗黙知などを共有し、現場から看護の本質を探究するのが目的だ。研修では陣田教授が開いている陣田塾に通い、看護現場学研修のインストラクターの資格を取得した福岡徳洲会病院の山中真理子・副看護部長が講師を務めた。
山中・副看護部長は、まず看護現場学について説明し、その後グループワークを実施。①記憶に残る体験を思い出し(想起)、②なぜ記憶に残っているのか振り返り(内省)、③語る――ことで体験の意味を見出すとともに看護で大切にしていること(看護の本質)を考えた。
研修を終え、受講者からは「私が大切にしている看護の本質が見えてきた」、「起こっている現象を感覚的に捉えるのではなく、表象的認識から看護の本質を考える過程が学べて良かった」、「振り返って文字に残すことで、冷静に見えてくるものがあり新鮮な研修でした」、「自院にもち帰り、ほかのスタッフにも伝えていきたい」といった声が多く寄せられた。
参加した鹿児島徳洲会病院の倉掛真理子・副院長兼看護部長は「今年度の看護部の目標は“深中の真”。多くの受講者にとって、看護の本質を考えると同時に素晴らしい自然のなかで、頭も心もリフレッシュする良い機会になったと思います」
→徳洲新聞1143号掲載

