羽生総合病院
埼玉医療生活協同組合の羽生総合病院(埼玉県、311床)は5月1日、現病院から800メートル離れた場所に新築移転オープンする。1983年9月に開設以来、救急患者さんをつねに受け入れるという方針を堅持し、地域医療に貢献してきた同院。建物の老朽化、診療機能の拡充を理由に建て替えを実施、HCU(高度治療室)や屋上ヘリポートの新設、放射線治療装置の新規導入などにより、「救急・災害医療」や「がん医療」にさらに力を入れ、地域医療に貢献していく。
健診にも注力し地域の健康守る
同院は地域に求められる病院として、また高齢や重症の患者さんに、より温かいケアのできる病院として生まれ変わり、5月1日に診療をスタートする。松本院長は「長い時間をかけてつくり上げた新病院です。救急医療、がん医療、健診を三本柱にして、早期発見・早期治療により、地域で医療を完結できる病院を目指します」と胸を張る。
4階から6階は病棟。患者さんが安心して過ごせる「見守られる療養環境」を目指し、壁のないスタッフステーションを取り囲むように病室を配置。全病室の廊下側にはガラス窓を設け、患者さんがスタッフを身近に感じられ、逆にスタッフも患者さんの様子を気軽に確認できるようにした。
さらに、患者さんが自分の病室を認識しやすくするため、フロアを花、方角を色で区別。4階は桜、5階はコスモス、6階は藤をあしらい、北Aは青、北Bは緑、南Cは赤、南Dはオレンジを基調にした。
関口幸子(せきぐちさちこ)・看護部長
いつでも患者さんのそばに
新病院は入退院支援センターを設置し、看護師4人が専従になります。また、HCU、緩和ケア病棟も新設します。現病院では病棟の看護師が入退院時の説明など業務をこなしながら、さまざまな重症度の患者さんに対応していました。新病院では看護師の業務エリアを病院構造に則して見直せるため、各エリアでより手厚いケアを実践できるようになります。
また、病棟のスタッフステーションは壁をつくらないオープンタイプを採用しました。患者さんの様子を感じやすく、患者さんにとっても私たちを身近に感じてもらえるようになり、安心感を与えることができると思います。
『大切にされている』と感じられる看護・介護を提供するというのが、当院の看護部門の方針。新病院ではこれをより強固に実践できるようになると思います。
→徳洲新聞1129号掲載



