徳之島徳洲会病院

「どこにいても挑戦できる」

徳之島徳洲会病院(鹿児島県)の浅野京香看護師(特定看護師)は2月14日、母校でもある徳之島の天城町立北中学校(全校生徒76人)で講演した。同校での「夢講話」(キャリア教育講演会)で講師として招かれた。67人の生徒が参加。

浅野看護師は「いつかはこの島で~看護師としての夢と挑戦~」をテーマに、まず看護師になるまでを紹介。中学生時分は獣医師になる夢を描いていたものの、高校卒業前に看護師の母親への憧れから看護師の道に進むことを決意し、鹿児島本土の学校に進学したことを明かした。

看護師資格を取得した後、そのまま本土の医療機関に勤務していたが、子育ての環境を考え徳之島に帰郷。島に常勤医が少ないことから特定行為研修を修了し、現在は医師の指示の下、褥瘡や壊死組織のデブリードマン、PICC(末梢穿刺中心静脈カテーテル)の挿入、脱水時の輸液選択など、特定行為が行える看護師として活動している状況を説明した。

後半はNPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)での活動を紹介。隊員として、能登半島地震(2024年)で被災地を訪れ医療支援活動を行ったり、島で年1回行われるトライアスロンIN徳之島大会の医療救護班に参加し、大会をサポートしたりしている取り組みを伝えた。最後に、在校生に対して①夢はひとつではなくて良い、②まずは目の前のことを大切にする、③この島で育ったことは力になる――という3つのメッセージを贈った。

講演後、浅野看護師は「母校で講演できたことは大きな喜びであり、あらためて初心に立ち返る機会となりました。今後も学びを重ね、その経験を地域へ還元していきたいと考えています」と吐露。

生徒から「将来を考えるきっかけになった」、「島にいても夢をかなえられるとわかった」といった感想が寄せられると、「徳洲会グループの理念や姿勢に支えられながら重ねた経験を通じて“どこにいても挑戦できる”ことを伝えられたと思います」と笑顔を見せ、「徳之島で働くことにハンディキャップを感じた時期もありましたが、今は、この島で生まれ育ったことが自分の原点であり強みと実感しています」と力強く語った。

 

→徳洲新聞1533号掲載

 

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