徳洲会グループ
徳洲会リハビリ部会 看護部門&栄養部会と合同開催
徳洲会リハビリテーション部会は10月29日から2日間、千葉徳洲会病院で全国回復期責任者会議を開催した。今回は初の試みとして看護部門、栄養部会と合同開催し、全国から計87人が参集、3部門の連携強化へ意欲を共有した。
1日目の冒頭、徳洲会リハビリ部会長の福家晶子・千葉西総合病院リハビリ室長が、「3部門が垣根を越えて協働し、横のつながりをさらに深め、日本一の回復期グループを目指しましょう」と挨拶。まずは、各部門別の分科会で自施設の状況を紹介し、課題の共有や数値目標の確認などを行った。
その後、合同研修に移り、「命をつなぎ、生活を支える。チームで創る、挑戦し続ける回復期へ」という回復期のビジョンを提示。多職種協働、さらには医療と介護、地域とのチーム医療の重要性を再確認した。
病床稼働率の推移報告では、データに基づく運営管理の必要性を強調。続いて、出雲徳洲会病院(島根県)と館山病院(千葉県)が、それぞれ改革事例を報告した。出雲病院は在院日数の戦略的延長と入棟経路の多角化によって稼働率改善を実現。館山病院は情報共有ツール導入とスタッフの経営意識改革などにより成果を挙げた。
池田喜久子・千葉病院リハビリテーション科部長は「リハビリ栄養」をテーマに講演。栄養管理がリハビリ効果や在宅復帰に果たす役割などを提示した。
2日目には「稼働率向上のための三位一体戦略」をテーマにグループワークを実施。リハビリ、看護、栄養の多職種が混成グループをつくって議論し、入退院コントロールの強化、栄養支援の充実、患者さんや家族へのゴール共有など、具体的な提案を発表した。たとえば、入院前のオリエンテーションを通じて、現実的な退院目標を設定し、退院後の食生活を見据えた栄養指導を行うなど戦略を示した。
最後に、看護部門、栄養部会からの報告の後、福家部会長が「本日出たアイデアを各施設にもち帰り、近日中に実践を始めてほしいです。今後は年1回の対面開催と四半期ごとのオンライン会議で、継続的に連携を深めたいと思います」と挨拶。池田部長は「急性期との情報共有や連携強化も重要です」と課題を示し、閉会した。参加者は、3部門が一体となった新たな回復期モデルの構築に向けた第一歩に、大きな期待を寄せていた。
→徳洲新聞1520号掲載

