徳洲会グループ
徳洲会感染管理部会関西・大阪ブロック
徳洲会感染管理部会関西・大阪ブロックは10月25日、宇治徳洲会病院(京都府)でグループ介護施設職員に向けた感染対策セミナーを開催、29人が参加した。同セミナーはもともと医療者と合同開催していたが、受講した介護関係者から、より介護の場面に特化した感染対策を知りたいとの要望が上がったことから別開催することとなった。
今年のテーマは皮膚排泄ケアでの感染対策で、座学では抗菌薬を安易に使っては止めることを繰り返すことで発生する耐性菌や、カテーテル関連の尿路感染症などについて学んだ。尿路バッグ交換の実地訓練では個人防護服の設置場所、付け方、尿回収、尿の破棄、防護服のはずし方までの一連の流れのなか、どの場面で曝露しやすいか、ブラックライトにより光る透明塗料を尿に見立てた水の中に入れ、一人ひとりの訓練後に確認した。
江口比呂美・看護師長(感染制御実践看護師)は「ケアに合った防護具を適切に選ぶこと、環境を汚染しないよう手袋などはケア直後に正しくはずすことなど感染対策には訓練が必要です。また、最近はディスポーザブル(使い捨て)製品が増え、安易な再利用も要注意です」とアドバイス。
おむつ交換訓練では、実際におむつを衣服の上から着け、適切に当てた時とそうでない時の股関節の可動域や違和感を確認。また、尿パッドをおむつのギャザーの中にしっかり入れないと、漏れがかえって大きいことなどを学んだ。
その後の情報交換会では、実際の介護施設でのクラスター(感染者集団)事例を紹介、今の新型コロナ感染症は発熱しないパターンも多く、声がれや、空せきなど少しの違和感でも報告し、早期発見につなげることが大切だと意見が上がった。
江口師長は「各専門家が徳洲会グループ内にいるのは大きな強み。不明点などあれば、いつでも感染管理部会に連絡してください」と声をかけていた。
→徳洲新聞1520号掲載

