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仙台徳洲看護専門学校 消防署と合同で多数傷病者対応訓練

仙台徳洲看護専門学校は9月25日、仙台市消防局太白消防署、同宮城消防署と合同で、同校体育館などキャンパスを活用し、2025年度多数傷病者対応訓練を実施した。2年生の42人全員と、足沢美由貴校長や大友正子・教務主任ら教職員10人、消防署から44人が参加。複数の緊急車両を持ち込み、大型テント式の現地救護所を設営するなど大がかりな訓練を行い、災害看護への理解促進と災害対応力の向上を図った。学生は傷病者役と救護者役として参加した。

まず自身の安全を最優先に

終了後には体育館に訓練参加者全員が集まって閉会式を実施。

足沢校長ははじめに、太白消防署、宮城消防署の関係者に対して謝意を表明したうえで「学生たちにとっては、初動や搬送に関して、とても参考になる訓練でした。机上ではなかなか身に付けるのが難しいことでも、実地訓練をとおして多くの学びがあったと思います。今回の訓練を、また一歩成長する機会としてほしい」と学生にエールを送った。

続いて、宮城消防署の荒井勲署長が、訓練に参加した学生や教職員への感謝を伝え、災害時の対応について「まず第一に自分自身の安全を最優先してください。第二に仲間を守り、そして第三に要救護者の救護にあたってください」と強調した。

終了後、訓練に参加した学生に話を聞いた。重症の傷病者役を務めた小田切桃花さんは「床に倒れ込んでいた時は目を閉じていたので、周囲の様子がわからない状況で不安がありましたが、消防隊員の方々が手を握ってくれたり、優しく声をかけてくれたりして、安心することができました。自分も看護師になったら、患者さんに安心感をもってもらえるよう、患者さんの立場に立って物事を考えていけるように、勉強を続けていきたいです」と抱負を語っていた。

また、救護者役で班のリーダーを務めた大友みさとさんは「自分の性格上、災害発生時には、傷病者のために何かしたいという気持ちが強く出て、自分の安全確保にまであまり意識が向かないと思うので、荒井署長が言われていた『まず自分自身の安全を最優先に考える』という優先順位のことなど、訓練を通じて多くの大切なことを学べました。また、一人ひとりの傷病者や患者さんに合わせた対応など行ううえで、声かけによるコミュニケーションの重要性も再認識しました」と振り返っていた。

→徳洲新聞1517号掲載