徳洲会グループ
徳洲会グループ全体で16演題発表
第75回日本病院学会が7月24日から2日間、長崎県で開催され、徳洲会病院から16演題の発表があった。このうち最多は長崎北徳洲会病院の7演題で、医師、薬剤師、看護師、医事課職員など多職種が病院の取り組みをアピールした。
長崎北病院からは口演が4演題、ポスター発表が3演題。なかでも鬼塚正成院長はふたつの口演に加え特別講演の座長も務めた。口演を中心に紹介する。
鬼塚院長は「家族面談は必要か?(療養型、回復期への転院前、介護施設への転所前)」と題し、療養型病院や介護施設などへの転院・転所の際に求められる家族面談の現状と課題に関する調査内容をもとに報告。
アンケート調査は長崎医療圏および徳洲会グループ内の計73施設から回答を得た。面談の実施状況や目的、代替手段の有無、対応するスタッフの配置など分析。なかでも注目は、すべての施設が一律に面談を行っているわけではなく、「必要な場合にのみ実施している」という施設が少なくない点を挙げた。
面談の主な目的には「家族とのトラブル回避」や「急変時の対応確認」を挙げた一方、面談を行うことで転院が遅れる、家族の負担が増すといった弊害も指摘。代替手段では電話やWEB面談、病院間の密な連携が有効との意見もあり、今後は「ご家族の居住地や状況に応じた柔軟な対応が必要」とまとめた。
もうひとつの演題は「病院祭におけるIT活用でドック受診者増を目指す」。5年ぶりに開催した病院祭で、ITを活用して地域とのつながりを深めようとした取り組みを紹介。従来のチラシやポスターに加え、LINEを用いた広報活動も実施した。
病院祭では、認知機能テスト「CQ test」を行うブースを設置し、来場者577人のうち58人が同テストを受けた。同院では4月から、同テストを活用した脳ドックのオプションを追加しており、地域の方々の健康意識向上に貢献していく構えだ。
ただし、アンケート集計では、LINE登録者からは十分な回答を得られなかった一方、QRコード設置によるGoogleフォームからのアンケートは一定の回収につながったため、「媒体を2種類準備しておいて良かった。病院祭終了後もLINE登録者数が増加していることから、今後も情報発信ツールとして活用を続けます」と方針を示した。
→徳洲新聞1507号掲載

