徳洲会グループ

医療安全の強化へ研鑽 徳洲会グループから多数登壇

第2回医療安全心理・行動学会学術総会が3月8日から2日間、大阪府で開催され、大和徳洲会病院(神奈川県)の遠藤純男・脳神経外科主任部長兼医療安全管理室部長(現・鎌ケ谷総合病院脳神経外科部長)が共同総会長のひとりを務めた。テーマは「医療現場と心理学・行動学の架け橋」。遠藤・主任部長以外にも徳洲会関係者が演者として登壇した。

事例からの学びを紹介

遠藤・主任部長が座長を務めた手術時のトラブルをテーマとするパネルディスカッションでは、まず一般社団法人徳洲会(社徳)医療安全・感染管理部の大坪まゆ美顧問(徳洲会医療安全管理部会長)が、グループ全病院に配置されている医療安全管理者の活動内容を紹介。事故発生時には速やかに本人・家族などに説明し、朝会などで職員にも報告、「隠していると思われないようにすることが大切です」と強調した。

続いて湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の江口陽子・看護師長が自院の年間手術件数やインシデント・アクシデント発生時の対応など説明。同院の山上浩副院長(ER・救急総合診療科)は事例、松田和美・看護主任はその背景と再発防止策を示した。

社徳医療安全・感染管理部の佐々木史博主任は、グループ全職員を対象に実施した安全満足度調査から、ヒヤリハット報告状況と職場・職種の関連性など解析。最後に、吹田徳洲会病院(大阪府)の西村和恵・医療安全管理者はグループ全病院で医療安全に関する相互ラウンドを実施、評価表に沿いチェックしていることなど伝えた。会場からはグループの組織的な取り組みを評価する声が聞かれた。

閉会後、遠藤・主任部長は「当学会は心理学や行動学に着目して医療安全文化の構築を目指す、恐らく世界でもあまり類を見ない学会だと思います。医療者だけでなく、心理学や行動学関係の先生方の話も聞くことができます。今回、総会長を務めさせていただき光栄です。今後も盛り上げていけるように私自身、努力してまいります」と語っていた。

→徳洲新聞1488号掲載