福岡徳洲会病院
第24回福岡県看護学会で発表
第24回福岡県看護学会が福岡市で開かれ、福岡徳洲会病院の瀬上希代子・看護部長(現・武蔵野徳洲会病院看護部長)が地区支部報告セッションで発表した。テーマは「地域全体で取り組む看看・看介連携~『地域連携型看護サマリー』の開発・運用~」。福岡大学筑紫病院の原田英美・看護部長も一緒に登壇した。瀬上・看護部長は2022年から2年間、原田・看護部長は24年から1年間、福岡県看護協会第7地区支部(筑紫野市、春日市、大野城市、太宰府市、那珂川市)の支部長を務めた。
看護サマリーとは、患者さんに関する情報(基本情報、病名、既往歴、日常生活動作、投与薬、看護実践の過程・問題点など)をまとめた文書。患者さんが他の病棟や施設に移る際、受け入れ先に提供する。
発表で瀬上・看護部長は、地域統一型の看護サマリーを開発し、運用している取り組みを紹介。はじめに経緯を示し、病院や訪問看護ステーション、介護施設間での連携が重要であるものの、看護サマリーの様式や書き方が各施設・事業所で異なり、以前から「わかりにくい」と課題だったことを明かした。
そこで22年に日頃から連携している原田・看護部長をはじめ、同地区支部施設代表者会議で協議し、地域で統一した看護サマリーの開発に着手。「病院用」と「在宅部門用」の2種類を用意し、記載すべき情報項目の整理やプルダウンによる記述方式の設定、運用基準の整備など修正を重ねた。23年7月に「地域連携型看護サマリー」と命名し、正式に運用を開始したことを説明した。
その後も、アンケート調査をベースに改訂を重ね、読み手にも書き手にもわかりやすい仕様を追求。現在は支部地区内の施設・事業所の約半数が導入している成果を示した。最後に、訪問看護ステーションを中心とする利用施設・事業所の増加、電子カルテとの連動などを今後の展望とし、「筑紫地区のどこにいても、“安心して暮らせる”“納得いく医療・ケアが受けられる”看看連携を目指します」と締めくくった。
→徳洲新聞1483号



