徳洲会グループ
2025/03/19
一般社団法人徳洲会の深野明美・医療安全・感染管理部部長は「重要警鐘事例について」をテーマに、医療安全について説明した。徳洲会医療安全管理部会では、徳洲会グループ内でのレベル4b以上の事例を収集し、多職種で分析・再発防止策を検討した後、事故の概要や対応策をまとめた文書を各医療安全管理者に配信している。深野部長は、各施設がより迅速に対応できるよう、今後は病院幹部も含めた施設全体への通知とする方針を示した。
その後、医療事故調査制度に言及。医療安全管理者のみならず、病院幹部も正しく制度を理解し、職員への教育を行う必要性を指摘し、日本医療安全調査機構のホームページから入手できる手引きや、医療事故調査制度のワークブックを紹介した。
また、医療事故が疑われる患者さんや家族の窓口を医療安全管理者が担うと、医師ら医療従事者との間にコンフリクト(紛争)が生じ、職場の人間関係がこじれる報告が全国的に増加していることを明かし、医療安全管理者は事実調査に専念させることを勧めた。グループ内で医療安全管理者養成研修や医療メディエーター(仲介者)養成研修を開いていることも紹介。患者さん・家族の相談窓口に医療メディエーターの研修修了者を配置する案も示した。
最後に、医療安全管理者へのサポートとともに、職員全員が安全に対する意識を高め、おかしいと思った時に「おかしい」と言える組織風土の醸成を病院幹部らに求めた。
→徳洲新聞1478号掲載

