徳洲会グループ
NPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)は、四街道徳洲会病院(千葉県)で「第3回フィールドホスピタル展開訓練」を行った。WHO(世界保健機関)のEMT(緊急医療支援チーム)認証を取得するプロセスの一環で、TMATが申請しているカテゴリー「Type 1 Mobile」(1日50人程度の移動型診療)を想定して実施。同認証はWHOが国際的な災害医療支援活動を行うチームを統括し、質を担保するために設けた制度だ。
訓練はTMATが所有する資機材を用い、自己完結型の診療所設営の展開、資機材の運用方法の確認、課題の洗い出しなどが目的。大型テントを建てたり簡易ベッドを設置したりした後、隊員同士で医療者と模擬患者役に分かれ、一般診療、感染症治療、クレームなどへの対応をシミュレーション。診察を行ううえでの物品の配置や人の流れなどもチェックした。また、海外での災害に備えた診療記録記載、MDS(国際標準の診療報告システム)の入力トレーニングも行った。
隊員からは「パーティションなどを用い、患者さんがクロスしない動線を考えなくてはいけない」、「いろいろな想定が考えられると思うが、現場では臨機応変の対応が重要」、「模擬患者さんの症例が多様で勉強になった」など感想が聞かれた。
野口幸洋・事務局長(一般社団法人徳洲会医療安全・感染管理部課長)は「強風のため予定していた訓練をすべてできませんでしたが、過酷な環境のなかでもフィールドホスピタルを展開でき、何が足りなかったか把握できたのは良かったと思います。訓練参加者は海外での災害支援に興味ある隊員ばかりだと思いますので、また次回の訓練もよろしくお願いします」と総括。最後に、同院にあるTMATの倉庫を見学し、終了した。
→徳洲新聞1477号掲載

