離島・沖縄地方
グループのサポート受け初取得
石垣島徳洲会病院(沖縄県)と徳之島徳洲会病院(鹿児島県)は病院機能評価の「認定病院」を取得した。いずれも開院以来初。
病院機能評価は、日本医療機能評価機構が実施する病院の第三者評価。運営管理や提供する医療を書類と訪問で審査し、一定の水準を満たすと認定病院となる。認定有効期限は5年間。
石垣島病院は機能種別「一般病院1」(主に日常生活圏域など比較的狭いエリアで地域医療を支える中小規模病院)を受審。池村綾院長の方針の下、2023年11月に本格的に準備を開始し、院内の課題を解決していった。すでに病院機能評価の認定病院だった中部徳洲会病院(沖縄県)のサポートも受け、同院の伊波潔総長や事務職員らが何度も石垣島病院を訪れ、アドバイスを送った。
その結果、ほとんどの項目がA評価(適切に行われている)。カルテ記載の項目は最も高いS評価(秀でている)だった。石垣島初の認定病院となった。池村院長は「島外からの支援でスタッフの入れ替わりが多いこともあり、恐らく当院単独での挑戦では厳しかったと思います。あらためて徳洲会グループの強みを感じました」と強調。受審後、インシデントレポートの提出が増えたり、カンファレンスが活発化したりするなど「スタッフの意識付けに、しっかりつながっています」。
徳之島病院は機能種別「一般病院1」を主機能、「慢性期病院」(主に療養病床などで慢性期医療を担う病院)を副機能とし、“ダブル受審”。23年1月に本格的に取り組み始め、院内の体制整備などを図るとともに、徳洲会グループの本部職員や、病院機能評価のサーベイヤー経験をもつ湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)の宗像博美・名誉院長のバックアップを受けた。その結果、主機能、副機能ともに高い評価で審査をクリアした。
徳之島病院の大倉さとみ看護部長は「外部の方に見てもらうことで、問題点に気付き改善していくプロセスがすごく良かったと思います」と述懐。新納直久院長は「徳洲会は、離島・へき地の病院でも“都会並みの医療を提供しよう”と、うたっています。患者さんの権利擁護など、医療の技術的な部分以外も、きちんとしなければ真の意味で都会並みの医療とはならないと思います」と語気を強める。
日本医療機能評価機構のホームページによると、徳洲会グループの認定病院は45病院(表)。
→徳洲新聞1477号掲載

