徳洲会グループ
木山・武蔵野病院特命副院長が会長
第54回日本創傷治癒学会が昨年12月5日から2日間、都内で開催され、武蔵野徳洲会病院(東京都)の木山輝郎・特命副院長兼消化器外科部長が会長を務めた。「New innovations in wound healing 創傷治癒の新たなイノベーションを求めて」をテーマに開催し、全国から多職種254人が参加した。徳洲会グループからは会長講演やシンポジウム、一般演題(ポスター)、ランチョンセミナーで計9演題を発表。徳洲会の特設ブースも出展した。
開会挨拶で木山・特命副院長は「本学会は世界で初めて創傷治癒に特化した歴史ある研究会・学会です。私の出身大学である日本医科大学とも関係が深く、恩師である日本医科大学名誉教授で本学会名誉理事長の徳永昭先生が開催したこともある本学術集会を、会長として私もサポートできることを大変光栄に思っています。2日間でいろいろな企画を用意しました。ぜひ熱い討論をしていただければと思います」と呼びかけた。
シンポジウムでは、武蔵野病院の小田金哲広・泌尿器科医長が「泌尿器科におけるSSI(手術部位感染)、創傷治癒遅延予防 腹腔鏡手術からロボット支援手術へ」と題し、泌尿器科手術の変遷や、術式とSSIの関係について発表した。
清潔手術(腎・副腎摘除術)、準清潔手術(腎部分切除術、前立腺全摘術)、汚染手術(膀胱全摘除術+尿路変更術)のそれぞれについて、文献をもとにSSI発生率を比較。また、開腹、腹腔鏡、ロボット支援の各術式別に膀胱全摘の出血量などの比較結果を紹介した。
小田金医長は「術式の変遷により泌尿器科の腹部手術は、より低侵襲な手術になってきました。とくに出血量の減少に寄与し、創の縮小、出血の減少にともない、SSIの発生も減少しています」とまとめた。
→徳洲新聞1476号掲載

