徳洲会グループ

回復期部門で全国会議を開く

徳洲会リハビリテーション部会は鹿児島徳洲会病院で2日間、回復期部門の全国会議を開いた。主に回復期リハビリ病棟に所属するリハビリセラピストのリーダークラスが集まる会合だが、初の試みとして同病棟の看護責任者も参加。初日はそれぞれ分科会を行い、2日目は合同のグループワークを実施した。多職種連携の推進が狙い。

会議にはリハビリセラピスト24施設36人、看護師17施設18人が参加した。初日は分科会として、それぞれ異なるプログラムを用意。リハビリセラピストは目標管理をテーマに、部会が掲げるセラピスト1人当たりの月間リハビリ提供単位などを確認したり、徳洲会の回復期病院と全国の回復期病院との数値を比較したりした。

目標達成に向けた取り組み事例の紹介も行い、回復期リハビリ病棟に専従でセラピストを配置している施設として、長崎北徳洲会病院の岡一リハビリテーション科室長(同部会九州ブロック長、理学療法士)、他の病棟と兼務する形でセラピストを配置している施設として、高砂西部病院(兵庫県)の谷口篤史リハビリテーション科室長(理学療法士)が、リハビリの質と量、部署と病院全体のマネジメントなど、留意すべきポイントを示唆した。

最後に、「目標達成するために責任者としてできること、すべきこと」をテーマにグループワーク(GW)も行った。

看護師は管理者研修を行い、まずリハビリ部会の皆川晃慶顧問(当時)が「徳洲会の目指すリハビリテーション 過去-現在-未来」と題して講義。回復期リハビリ病棟の過去から現在までの課題や徳洲会が目指すリハビリなどについて解説した。とくに重い障がいをもった方にも対応するリハビリの実践、多職種協働の重要性を強調した。

→徳洲新聞1467号掲載